横浜の輸入ピアノ専門店レクタス スタインウェイ・ベヒシュタイン・ベーゼンドルファーなどヨーロッパトップブランドを展示

RECTUS 横濱輸入ピアノコレクション
株式会社レクタス
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NO.1 のど越し
NO.2 スシボンバー
NO.3 日本食
NO.4 新幹線とICE
NO.5 12月のパリ
NO.6 自己管理責任
NO.7 6月の夜
NO.8 優しさと利便性
NO.9 優先順位
NO.1 のど越し
ドイツでも、秋になると各地で秋祭りがおこなわれる。特に有名なのは、ミュンヘンでおこなわれるオクトーバーフェスト(10月祭)だ。ビール会社の何百人も入るテントが立ち並ぶ。その中では楽団が音楽を演奏し、歌え、踊れやの宴会が2週間続く。外は、移動遊園地がやってきて、子供たちは大喜び。
ドイツのビールのコマーシャルを見ていて、日本のコマーシャルと違う点がある。日本は、タレントがおいしそうに飲むのど越しを演出が多い。一方ドイツでは、水滴の付いた冷えたグラスを演出。この違いは何だろう?逆にしたら、ビールの売れ行きは?と興味がわく。
こののど越しという感覚は、ビールやそばなど日本ならではのものなのだろうか。確かにドイツでは、のど越しを楽しむというのはあまり聞いたことがない。この繊細な感覚と表現は、日本人特有なのかも知れない。狩猟民族であるドイツ人にとって、のど越しより、直接感じる歯ごたえ、そして視覚でのわかりやすさが受けるのかも知れない。
NO.2 寿司ボンバー
ドイツのブンデスリーガで日本代表の高原選手が活躍している。かつての奥寺、尾崎選手以来の一部リーグでの活躍である。
彼のあだ名はなぜかスシボンバー。彼の顔がタコに似ているからであろうか?由来はよくわからないが、ドイツ人の好きそうなニックネームである。
仕事柄ドイツ人とはよく話をするが、日本に対するイメージは大きく分けて2つしかない。
1つは、生活の中でよく目にするソニー・トヨタといった日本のハイテクノロジー、そしてフジヤマ・ハラキリなどといった昔からの日本のイメージである。
なぜ日本のイメージはそんなに古いのか。それは学校教育にも大きく影響している。
ドイツの学校では、歴史の授業でアジア史はほとんど習わない。つまり知らない訳である。だから不変的なものと生活の中の製品にしかイメージがわかない。
では日本人のドイツ人に対するイメージはどうか。ソーセージとビール、そしてベンツ、あまりドイツ人と変わらない。でも変わるのは、ドイツ人と違って学校でヨーロッパ史を勉強している。ドイツ人より相手のことは多少なりとも理解しているはずである。では理解の仕方が違うのであろうか。視覚的に見るイメージはあまり変わらない。つまり頭、脳で理解する部分が大きく違っているのである。
それは思考と暗記が生む大きな違いにある。日本人は知識を積み重ねるだけではなく、知識と思考をコンクリートミキサーの中に入れ、ぐちゃぐちゃと混ぜ合わせる作業をした方がよいのかもしれない。
NO.3 日本食
ヨーロッパを旅すると、国々により、食事はかなり違うのを感じる。フレンチのルーツはイタリアンであったりと、どこかで繋がりはあるんだろうけど、国の違いははっきりしている。 アジアだって、日本と隣の韓国はかなり違うし、それは旅の楽しみである。
ドイツも、昔は昼の食事がメインで、夜は軽く取る習慣があった。夜は、パン・チーズ・ハムなど質素な食事で"KALTES ESSEN(冷たい食事)"といわれ、ご飯と味噌汁の日本食から見れば、ちょっと寂しい気がしないでもない。ドイツ人から見ると、あたたかいコーヒーがあるよと言いたいらしいが。
よく考えてみれば、油も使わず、胃にやさしい食事といえる。ところが最近は、日本と同じように、昼は会社の近くや、サンドイッチを家から持参したりと、メインは夜に移ってきた。ドイツ人は食べる量も違うから、胃に負担がかかってるんじゃないの?と思ってしまう。
ドイツ人は肥満が多く、原因の多くは食事にある。ポテトフライに どかーんとマヨネーズとケチャップ、ケーキの上には どかーん と生クリーム。ドイツ人はどかーん が好きである。見た目より量、そして歯ごたえ(歯茎にはいいらしい)。
それに引き換え、日本食は、てんぷらなどカロリーの多いものもあるが、どっさりといった感じの食べ物はほとんどない。どっちかというと、ちょこちょこといった感じである。食器の違いもあるんだろうけど。 これは、ドイツ人と日本人の行動に現れているのかもしれない。"どかーん" と "ちょこちょこ"。
政治家を比較してもよくわかる。ドイツで有名なシュミット元首相、今のシュレーダー首相。日本は、小泉首相、福田官房長官。同じアジアでも毛沢東など中国の政治家は重みを感じる。体つきではなく、言葉に。
それに引き換え?日本の政治家も、食事を変えると言葉に重みがでるのかもしれない。
NO.4 新幹線と ICE、どちらのサービスがうえ?
先日久々にドイツ国内を列車で移動した。以前は IC (INTER CITY)という、都市間を結ぶ在来線のレールで走っていた列車があったが、それほど乗り心地が良かったわけではない。
東京オリンピックの年に日本は新幹線を走らせ、長い間日本人にとって慣れ親しんでいる。新幹線の素晴らしさは第一に時間の正確さ、そして何といっても大きな事故を起こしたことがない。交通機関としては素晴らしいの一言に尽きる。 さてドイツでは、フランスの TGVや新幹線に追いつけと、遅ればれながら ICE (INTER CITY EXPRESS)を開発した。ご存知の方も多いと思うが、ヨーロッパの列車は日本の新幹線の座席のように1車両に左右2列づつの席と、6人個室のコンパートメントに分かれている。どちらを選ぶかは客の自由。ICEは、以前に比べ大変モダンになり、その変化の大きさは新幹線をしのぐ。
ガラス張りの扉や、間接照明も目に優しい。それに2等席であっても左右2列づつなのでゆったりしている(そういえはJR西日本もまけていない)。ゆれもほとんどない。ただ日本は地形上、山やカーブが多く、その割にはゆれが少ないそうだが。
ドイツはアウトバーン(高速道路)が無料なので、多くの人は車で移動する。よって ICEはすいていることが多い。最近は、旅行者を車から ICEの利用へと努力している。 サービスでは遅れをとっているドイツだが、最近は ICEに乗ってもサービスの向上を感じるようになった。車掌、ドリンク売りの人、以前はチケットコントロールの際笑顔はなかった。
列車の中央に向かい合った席があり、その間にテーブルがある。カードで遊ぶこともできるし、ピクニックもできる。何といってもレストランの車両があるのがうれしい(新幹線では廃止された)。そしてドイツでは当たり前だが、障害者用のトイレもある。
誰もが旅を楽しめる、その点に関してはドイツの方が上かもしれない。
NO.5 12月のパリ
12月のパリは美しい。シャンゼリゼ通りにはイルミネーションが飾られ人々で賑わいをみせている。日本人の観光客も多い。なぜかショッピングバックを持った若い女性ばかり目立つが・・・
フランス人にはキリスト教を信仰する人が多いが、イスラム圏からの移民も多い。元々は植民地時代の影響でアフリカ人が多く、ナイジェリアなど北アフリカからの移民も少なくない。サッカーで有名なジダンもその一人だ。
国によってそれぞれ異なるが、ヨーロッパでも12月になるとクリスマスにちなんだ催し物が多く行なわれる。宗教的なイベントとしては一番大切な日であるから当然であるが・・・
ドイツでは、クリスマス市が街の広場に立ち、温かいグリューワイン(ホットレッドワイン)を飲みながら人々の語らいで賑わいを増す。パリではシャンゼリゼのイルミネーションのもと、ショッピングを楽しむ人や映画を待っている人・・・それぞれの時を過ごす。これが24日には突然街から人の姿が消える。家族でクリスマスを静かに祝うためだ。家族で神に感謝し、食事をし、教会へ行く。賛美歌を歌い、キリストの生誕を祝う。信仰心が低下してきたといわれるヨーロッパ人だが、やはりクリスマスは特別の日だ。
フランス以外でも、すでに11月から街をイルミネーションいっぱいで飾り、クリスマス一色の国がある。さぞやその国の人々は信仰心が厚いに違いない。信仰心の厚い国といえばイスラム諸国だ。毎日の祈りは欠かさない。祈りが生活の一部になっている。でもその国ではほとんどの人が仏教を信仰している。正月にはきちんと初詣に行き一年の祈願をする。ではクリスマスが何をするのか。恋人とのイベント!?家族との団欒!?欧米人のライフスタイルを真似しているに過ぎないのではないか。そんな日本人はこれから世界でアイデンティティーをもって生きていけるのか・・・などと気鬱するパリの夜であった。
NO.6 自己管理責任
2005年1月のフランクフルトは寒かった。昼の温度は−5C°前後で雪もちらちら舞っていた。フランクフルトは緯度でいうと札幌より北に位置し、日本からすればかなり寒い感じがするが、それほど雪も積もらないし北国ほどの寒さはない。南にあるミュンヘンの方が、アルプスに近く標高も高いせいか雪も多く寒い。面白い現象である。
久々のフランクフルトで、大雪に見舞われた道路は一面白銀の世界。さっそく小さな男の子を連れた母親が、公園でも行くのであろうか、木のそりをひっぱりながら楽しそうに歩いている。そのそばでアパートの管理人が、歩道に積もった雪をせっせとかいて道を作っていた。
日本でも雪国は別として、時折都会に大雪が降る。しかしそれは稀なことなので、その対策は十分ではない。スパイクを履いていない車、雪かきの道具がなく雪が積もったままの道路。雪国の人々から見れば信じられないことばかりであろう。しかし中には準備万端の人もいて、一生懸命雪かきをしている。それは人が歩きやすくするのが目的で、その道を通る人にとっては大変有り難いことである。
ドイツで雪かきは、歩きやすくするということはもちろん、それ以外に大きな意味がある。それは自分の家の前の雪かきをせず、転倒して怪我をされたらその責任を負わされる可能性があるからである。人のためより自分のための作業、といっても過言ではない。ドイツをはじめ欧米では、あやまることよりまず自己防衛に走るのである。
自分の身は自分で守る。安全がただではなくなってきた日本でも、そのような考えを参考にしてもいいのかもしれない。
NO.7 6月の夜
6月のドイツは気候もよく気持ちがいい。日本のように梅雨はなく、日差しは厳しいが日陰に入ると風か心地よい。夜も10時過ぎまで明るく、野外でのビールはたまらない。
日本でも夏になると、ビルの屋上などにビアガーデンがオープンする。日本は大変蒸し暑いので、別の意味でビールはたまらない。ドイツはいったん仕事から帰り、家族や友人と飲みに行くことが多い。日本は仕事仲間と連れ立って行く光景がよく見られる。
イギリスのパブでは、ビジネスの社交場として利用されることが多く、ネクタイ姿は日本同様珍しくない。ただ違うのは、ひたすらビールを飲むヨーロッパ人と、食べ物をつまみながらビールを飲む日本人の違う姿がある。
ヨーロッパではもちろん、ワインやビールを飲みながら食事をする。食事を最高に盛り上げるために。しかし、基本的に「食べること」と「飲むこと」は別物である。「飲みながら食べる」ことは「食べながら飲む」こととは違う。つまり食事のもてなしは女性の役割であっても、そのあとは自分も楽しむ権利がある。ビアガーデンでの楽しみも、男性だけのものではなく、女性も楽しみたいのである。
最近日本では、居酒屋に家族連れや夫婦のカップルをよく見かける。一昔前の居酒屋とはちょっと違う。ヨーロッパでもビアガーデンで子供連れをよく見かける。でも空が明るい時間だけ。日本では夜の居酒屋でも子供の姿を見かけることは少なくない。ひとえにファミリーレストランの感覚で来ているのかもしれない。しかし子供の教育には決して望ましいとは言えない。子供にとって夜は明日への準備の時間であり、心を静める時間でもある。
家族が楽しめる時間を提供する居酒屋は決して悪くはない。しかし夜8時を過ぎても居酒屋で遊んでいる子供たちを家に帰すことは絶対に必要である。親はもちろん、居酒屋の経営者はもっとモラルを持って経営に携わらなくてはいけないのではないかと思う。 
履き違えた個人主義がはびこり、常識が失われつつある日本は、もう一度宝である子供たちのために、親の都合ではなく人間として必要な環境を考えるべきであろう。そして古きよき日本に回帰することも必要であろう。
NO.8 優しさと利便性
今回、ドイツのデュセルドルフで催されたREHA CAREという介護用品のメッセに出展者として参加した。弊社が代理店をしている、歩く自転車を売り込むためだ。初めてのメッセでとにかく驚いた。メッセの内容から想像はしていたが、あちらこちらを車椅子、あるいは電動車いすなどがすいすい走り回っている。とにかく動きが早い。
会場には、障害者用のトイレも十分にあり、会場までの市電も誰の手助けもなくスムーズに乗り降りできる。日本のJRなどでは、いちいち職員に依頼をし、ホームと電車の間に板を張り、乗る場所も決められる。ドイツではとにかく自由だ。もちろん重い障害を持った人は、その人にあった乗り物での移動が必要で、その家族も含め大変さは伝わってくるが、当然インフラも進んでいて、ドイツでは障害者に優しい街作りを感じることができる。
自転車もそうだ、街には自転車専用レーンが多くある。日本のように、車と自転車と歩行者がいり混じっている状況で事故が起こらないほうがおかしい。
ご存知のように、EUではユーロ通貨が導入されてからもう数年たった。旅行者はもちろん、物流や決済に際しても大変便利になった。昔ヨーロッパを旅行者にされた方は、国境を越える毎に両替し、日本に帰るころには財布がいろんな国の小銭だらけ、という経験も少なくないと思う。現地の生活にもなじみ、ユーロ導入は成功といえるであろう。今回たまたま大韓航空を利用し、ソウルでの乗換えで時間があったので空港の外でコーヒーを飲んだが、たまたま韓国通貨ウオンがなかった。でもそこは日本と違うところ。ウオンはもちろんドルや円も使える。日本なら成田空港でさえありえない話だ。
すべての人間の尊厳が保たれるように、当たり前のように電車に乗って買い物にゆき、お茶を飲みに行くことの出来る社会。街作りはもちろん、われわれの普段の生活の中でどの目線で見ているのか、「普通と便利さ」ということをもう一度考えてみることが必要ではないだろうか。
NO.9 優先順位
久々にドイツへ出張に来て、昨夜はお客と食事に出かけた。このお客はかなりのヘビースモーカーで、ついこちらが体のことを心配してしまう。
食事をしていると、人がちょこちょこ出たり入ったりしている。また、我々の客も途中で席を外してしまった。話を聞いてみると、今年からすべての飲食店で禁煙が導入されたらからだ。レストランはもちろん、KNEIPE(クナイペ=居酒屋のようなもの)でも同じらしい。最近家族連れも見かける日本の居酒屋と違って、ドイツのクナイペはほとんど大人しか出入りしない。
ヨーロッパの人は、アメリカに比べ喫煙率は高く(日本はもっと高い)、あまりアメリカナイズされることを嫌い人種だから、ここまで徹底してアメリカのように禁煙にしてしまうとは思ってなかった。勿論、かなり議論はあり今ももめているらしい。我々の客(彼女は禁煙派)と話をしていても、クナイペまでも禁止することはないのではという意見もある。どんな議論があったか定かではないが、意外な決定だった。
法律でルールを決めるやり方が手っ取り早いと考えるドイツは、施行されるスピードも速く、また法律の効き目もある。日本では最近、条例で街中に禁煙エリアを設けて、監視人が見張っている姿を見かける。条例に効き目があれば、そんな人をおく必要はないはずだが、日本人は条例を軽く見る節があるのだろうか?それとも、他人とのトラブルを嫌って注意することをやめた日本人、条例なしでは生活が成り立たないのだろか?もし日本もレストランに条例で禁煙が導入されたら、監視人がレストランに入ってくるのだろうか?恋人を口説いているところに、あの制服姿で近くをうろつかれたらムードは台無しだ。
ポイ捨てなど、景観を重視し外を規制する日本。レストランなど閉ざされた空間で、人の健康を保護するドイツ。一番大切なものを考えればどちらを優先すべきか、一目瞭然だ。でも、ドイツのきれいな街も、よく見れば、日本以上に吸殻も多く、がっかりしてしまう。やはり法律はモラルを超えられないのだろうか?
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